2017年9月29日金曜日

オーディオストックと権利あれこれ

こんにちは、これまでオーディオストックを応援しておりましたが、現時点では、否定的な立場に移りました

理由は、オーディオストックに限らず、使用権たるものを販売する音楽業者すべてにいえることですが、オーディオストック(以後AS)を例にすると、

まず一言で言えるのは、ASで楽曲販売が一度でも行われると、その曲は死んだと思ったほうがいい。(※個人的見解です)

理由は、ASでは、使用権という言葉で権利を販売しておりますが、著作権法に使用権という言葉はないそうで、何を表しているのかわからないんです。かつ期限は無期限です。
ジャスラックに電話で使用権という言葉を出すと、謎めかれます。

ジャスラックだと、原盤権、放送権、演奏権、インタラクティブ権など(これらが著作権法にあるのかは知りません)にいろいろ分かれていますが、ASの使用権は、独自の権利であり、購入すると放送も使用でき、ネットでの配信もでき、言い方を変えると、著作権は手元に残るといいながら、様々な権利を取られたも同然です。

一度でもASで売れてしまうと、その曲はもう、ジャスラック等管理団体には預けることが困難です。
ASで売れたものをジャスラックに放送権の管理を任せると、過去にさかのぼって、ジャスラックから、「あなた、これ、無断で放送しておりますね、お金払ってください。」といわれる可能性があります。
一方、ASで買った側は、「何を言うか、これは私が2000円も出して使用権を購入したのだ。正規に購入したのにさらに金を払えとはどういうことだ。」となり、ぶつかります。

著作権者がASとジャスラックに二重契約したことが原因となるわけです。

つまり、個人的見解として、ASで取り分40%なので2000円で売ると800円もらえるのですが、一旦800円で誰かに使用権とやらを売ると、もう二度とその曲は印税収入の対象にはできない、ということです。なぜなら、ASで購入した人がいろんな権利を行使できるからです。
(逆手に取ると、ASでの楽曲は「買い」かもしれません。2000円~3000円で様々なことに使えます。)

私はたった800円で自分の曲に永久に縛りをかけられるのは嫌です。

これからASで販売しようと登録する方は、その曲の未来をよく考えて登録すべきかもしれません。



余談
ASはこちらの取り分が40%しかなく、少なすぎだと多くいわれているのですが、ASいわく、海外の同業者もそれくらいであり、ビジネスが成り立つように設定されている、とのこと。
いやいや、ビジネスが成り立つのは、ASであり、40%ではわれわれはぜんぜんビジネスは成り立ちません。大切な曲を永遠に縛りをかけられる条件で売り出して、800円しかくれないのは、例え何回でも売ることができるとしても、せいぜい1回食事したらなくなるくらいの金額じゃないでしょうか。印税収入で当ると、年間何百万となることもあるので(逆に当らなければ全然お金は入ってきません、しかしそれはASも一緒)、さて、ASで売れることを、喜ぶべきか、悲しむべきか、皆さん次第です。

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