2014年11月9日日曜日

芸術に順位はない

最近思うところあって作曲してないのですが、そんな中で思うことは、やっぱり音楽ってなんなんだろうってことです。

スポーツは、競技としてみんな競いあって喜びや感動を得ているわけですが、芸術って僕は競いあうものじゃないと思うんです。
でも、世の中は売れた作品が素晴らしいものとされ、成績を残したものがよい作品とされているのです。しかも、それらは、スポーツと違い、周囲のものが成績をコントロールしてしまうんです。

100m走は、走って速かったほうが明らかに勝ちなのです。
音楽の場合なら、良し悪しは聴衆が決めてしまうのです。

だから、芸術は競いあうものじゃないと思うんです。

スポーツは、本人の努力の結果が、成績として残りますが、音楽は本人の努力も必要ですが、聴く者の要素もありますので、本人の努力だけでは成績において、どうにもならない部分が強い気がします。

ビジネスは別として、芸術で競いあいはしたくないものです。
芸術に順位をつけるときは、第三者が順位をつけるので、競いあった当事者には、芸術としてはなんの意味もないと思います。あるとすれば、それがビジネスに結びつく場合であると思います。

当事者が、私の作品のほうが素晴らしい、と言い合ってなにか意味はありますか?

どっちが素晴らしかった?と第三者に判断してもらって、芸術になにか価値がありますか?

人気の投稿